暑い夏の日に水出しコーヒーが良い理由
猛暑の毎日を夏バテせずに乗り切りたい時は、水出しコーヒーを作って飲むと良いでしょう。
一般的にアイスコーヒーは深煎り豆を使っているケースが多く、焙煎の深さによって増えるニコチン酸が非常に多い飲み物と言われています。
ニコチン酸は心身の安定に欠かせないビタミン・ナイアシンに変化する成分とされており、体内のナイアシンが欠乏すると、過度な疲労、頭痛、不眠、皮膚炎などを起こして、脳や神経機能が誤作動することもあるようです。
「猛暑の中で意識朦朧」という状態に陥らないためにも、ナイアシンの産生に繋がるニコチン酸がたっぷりの水出しコーヒーを飲むことは重要な夏バテ対策に繋がると考えて良いでしょう。
水出しコーヒーはカフェインが少ない
アイスコーヒーに使う豆は焙煎中にたくさんのカフェインが昇華してしまうため、最終的に普通のホットコーヒーよりもカフェインが少ない飲み物として仕上がるようです。
あまりにも多量のカフェインは神経の高ぶりなどをもたらしますが、水出しコーヒーの場合はカフェイン量が少ないため、水分補給に活用しても問題のないレベルの飲料と言えるでしょう。
美味しくできる!水出しコーヒーの作り方!
【用意するもの】
・コーヒーミル(スパイスグラインダーでも可)
・布製フィルター
・800~1,000mlぐらいのピッチャー
・コーヒー15杯分のエスプレッソ豆
【作り方】
①コーヒーミルを使って、エスプレッソ豆を粗く挽きます
②布フィルターに挽いた豆を入れ、空ピッチャーの底に置きます
③ピッチャーいっぱいに、不純物の少ない水を入れてください
④浮いてきたフィルターを蓋で挟んで、ひと晩冷蔵庫で寝かせます
⑤朝になったらフィルターを取り出し、水分を絞り切ります
⑥ピッチャー内に水を継ぎ足したら、水出しコーヒーの完成です
水出しコーヒーの抽出にはひと晩を要するため、豆を挽くというステップを寝る前の習慣にすると良いでしょう。
初心者の水出しコーヒー作りは非常に難しいと考えられていますが、この方法で行えば、どんな人でも簡単に美味しいコーヒーを完成できるようです。
焙煎豆の豊かな風味や香ばしさが漂う水出しコーヒーとなりますので、来客用として、麦茶の代わりに作っておいても良いでしょう。
美味しい水出しコーヒーは、夏バテや集中力の低下など、さまざまなトラブルを解消してくれる万能飲料です。