喉が渇いたら危険!?こんなシーンで水分不足が起こっている!
人間の身体は常に水分が失われ続けているため、1日1.5~2リットルを上限とした定期的な水分補給が必要となります。
今回は、人間が1日で失う水分量とそのシーンについて詳しく解説しますので、水分補給の参考にしてみてください。
どうして1日2リットルもの水分が必要なの?
人間が最も多く水分を失うのは、尿や便などの排泄を行った時です。
1日トータルで1.6リットルもの排泄物があるとされているため、「トイレに行ったら水分不足になる」と覚えておいてください。
またこの他には、日常生活の汗で0.5リットル、呼気で0.4リットルもの水分が蒸散されると言われていますので、普通に暮らしているだけでも2リットルもの水を飲む必要があるのです。
下痢気味の時は要注意
水分たっぷりの便が出る下痢の時には、脱水症状を起こしやすい状態となりますので注意が必要です。
また下痢の際にお茶や烏龍茶などを飲むと、更に脱水症状を悪化させる原因に繋がりますので、利尿作用の少ない「水」を飲むようにしてください。
温泉やサウナも要注意
温泉やサウナに入ると体温上昇によって大量の汗が出るため、きちんと水分補給をしないと血液がドロドロになってしまいます。
この状態を放置すると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが生じますので、お風呂から上がったら必ずコップ1杯以上の水を飲んでください。
「ペットボトル持ち込みOK」としているサウナや岩盤浴に入る時には、水分補給をしながら入浴を楽しむスタイルが最も理想的だと言えるでしょう。
スポーツ中にも水分補給を
温泉やサウナと同様にたくさんの汗をかくスポーツ中は、小まめに水分補給を行う習慣を付けてください。
特に屋外で行うスポーツの場合は、水分不足によって脱水症状や熱中症が生じるケースもありますので、注意が必要です。
定期的な水分補給を続けると筋肉疲労の回復も早くなるため、アスリートの皆さんは体調管理の一環として水を飲むことをおすすめします。
まとめ
身体から水分が失われるシーンについて、詳しくご紹介しました。
「喉が渇いた」と感じた時には既に水分欠乏率が1%になって、6%に到達すると、手足の震えや呼吸の上昇という危険な症状が頻発します。
「喉の渇き」が体の出しているサインと思い、早めに水分補給を行うようにしてください。